フランスとロシア友好のお皿
東京ドーム「テーブルウェアフェスティバル」には、遠いところ沢山のお客様にお越しいただいきまして誠にありがとうございました♪
次回の催しは、3月1日(金)~12日(火)まで、プランタン銀座「アンティークバザール」に出店しております。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。


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はじめて手に取った時、
このお皿は釉薬の表面の酸化による煌めきをおび、
緻密に描かれた天使の羽が美しく、天使が軍服を着た二人の手を固く結ばせる構図も興味深く感じました。

ああ美しい!思って買ってはみたものの、
この皿は、どういう謂れのものなのでしょうか?と、
インターネットでいくら調べても同じ皿が出てこなくて分からない・・・

そう思いながらも、値段を付け、東京の私の小さなストールのテーブルに陳列していました。

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そうしていると、そのお皿を通りがかった西洋人の男性が大変興味深そうに見入っている。
「このお皿がどういう謂れのものか知っていますか?」
私が質問すると、フランス語圏のカナダ人だというこの男性が、
「1870年以降の19世紀に作られたフランスのものだね、」という。
「なぜ分かりましたか?」と私
「軍服だよ。フランス人の軍服でわかる。こちらがフランス、こちらがロシア」
「フランスとロシアの友好のお皿なのだよ、とても興味深い。」と。

それをヒントにしらべてみると、普仏戦争に敗れアルザスをとられたたフランスと、隣国ドイツとの保障条約を再結できずに脅威を感じていたロシアが、1892年に露仏同盟を結んでいました。
この皿はそれを記念して造られたお皿でした。
フランス兵の軍服は1870年の普仏戦争時のものでした。

お皿に描かれているのは、天使による平和への導きのような図柄です。
しかし、悲しいことにこの後ドイツはヨーロッパで孤立し、その後の大戦へと歴史が進んでいきます。

そう知って見ると、この美しい友好の皿に、何か戒められているような気持ちになります。
知らないことって、沢山ありますね。
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by leangedelamaison | 2013-02-15 23:48 | 商品紹介 | Comments(0)
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