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Barbotine、一考
Barbotine(※バルボティンヌ、バルボティーヌなどと読む。フランス語での発音は、私には「バルボッチーヌ」に聞こえます。)は、南フランスのものというイメージがありますよね。

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今日HPにアップしたこのピッチャーも、
南仏の太陽の下でサングリアやオレンジジュースをサーブしたいような
華やかな色合いです。

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夢のように美しく、どこか良い意味で「田舎くさい」"ほっこり”とした感じがあります。

時々一つのBarbotineの器を手にとって見ていると、
南フランスの木陰のテーブルに、座っているような気持ちになってきます。


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実際、
これらの鮮やかなバルボティンヌの多くは、南方の別荘で使われていました。
南フランスの華やかな田舎暮らしを彩るアイテムだったわけです。


一方、これらの製産地の多くはフランスの中部から北の方で、他にはイギリス、ドイツ等の製陶所で良品が積極的に生産されておりました。


上のピッチャーが造られたORCHIES(オーチェ)社のあるSaint-Amand-les-Eaux(サンアマンド)は、
ベルギーとの国境の町です。
北方の気質が良質な陶器の生産に向いていたのかもしれませんね。


Barbotineの製作方法は、陶土を希釈して金型に充填し、
乾燥した後に、余分なところを磨いて整形して焼いていたようです。
簡単なようで、
現在フランスやポルトガルつくられている「Barbotineモドキ」がざっくりとしか造られていないのをみると、

かの時代、安価に雇われたまじめな職人たちの手仕事が重要であったのです。

あとは、100年ほどの時間のスパイスが、
釉薬に深みと不思議な輝きを与えて、今の私に南フランスの夢を見せてくれているわけですね♪


HPは、こちら→http://leangedelamaison.com/
by leangedelamaison | 2012-09-20 14:31 | Barbotine
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