Royal Stanley 銅板転写ジャグ(ピッチャー)

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世紀末 イギリス ロイヤル スタンレー社製

今日はウィリアムモリスが主張したアートの運動、アーツ&クラフツ運動(1836-1896年)の影響がみられる興味深いジャグをご紹介します。
イギリスでは、産業革命の結果として大量生産の安価な、しかも粗悪な品物があふれました。
アーツ&クラフツ運動とは、こうした状況を批判して、中世の手仕事に帰り、
生活と芸術を統一することを主張した運動です。

ごくごく繊細な銅板転写を施した陶器は、1800年頃にその技術が開発され、1800年代の初頭に製造が盛んでした。銅板転写自体はとても古い技術ですが、その後の時代には製造を容易にするために、だんだんと大雑把な図柄の銅板転写が多くなり、このジャグに見られるような緻密な銅版転写は減少していきます。

そういった意味では、19世紀の終わりに、このような緻密な銅板転写を作ったのは、かなりの思い入れで製造されたことでしょう。
手にとって美しいと思って仕入れたた品物に、物語を見つけるのは、
アンティークのだいご味ですね♪


※銅板転写・・・銅版画を薄い紙などに印刷して、陶器に貼り付けて絵を転写する方法

残念ながら、この品物は販売済みです。
また良い品を探してまいりますので、ランジュドメゾンの出店先、
およびアンティークモール銀座にご来店いただければ幸いです。


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by leangedelamaison | 2014-06-14 10:17 | 商品紹介
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